私は遠くなる意識をどうにか保って朱里に話す。


「朱里・・・・・・・ま、くら・・・・下。後で、見て。・・・・・・・・しゅ、り。・・・・・・・ありが、・・・・と。だ、大好き・・・・・・・・・。しんゆ、・・・・だよ。・・・・・・・・・ずっと、ね。あ、と、・・・・・・斗季に、あ・・・・・・愛して、る・・・・・て、いっ・・・・・て。・・・・・・・・・・・・・・・・・また、ね。」


私は意識を手放した。


遠くの方で朱里の叫ぶ声が聞こえる。


大丈夫。


私、世界一幸せだから。