次の日、みんなを呼んで余命のことを話した。


昴と樹哉は悲しい顔をしてたけど、最後は微笑んで辛かったなって言ってくれた。


「何かあったら俺たちを頼っていいんだからな。特に斗季なんて飛んででも駆けつけると思うし。」


昴が頭をぽんぽんと撫でながら笑う。


「せやで。有紗だけじゃなく、一緒に辛いことあっても頑張ってこーや!!迷惑かけるとか思わんでな!」


樹哉もニコッて笑いながら私を見る。


でも、朱里は私に背を向けたままこっちを向いてくれない。


昴が声をかけても知らんぷりしてる。


「朱里?あの、私のせい?そしたら、謝るけど・・・・・・」


そう言うと朱里は目に涙を溜めて私を見る。


「なんでっ、何でそんなに普通でいられるの!?半年って分かってるんでしょ?なのに、なんで、」


「朱里!!」


昴が朱里に怒鳴った。


朱里はびっくりして肩をビクッとさせた。