音を紡ぐ

「私、もっと・・・・・・・・生きたい。でも、半年なんだよ?・・・・・・・夢を追いかけても、叶わないかもしれない。」


「叶うとか叶わないとかじゃない。そんなのみんな分からないよ。・・・・・だから、頑張るんじゃん。それに、有紗約束破るの?」


「・・・・・・・破りたくなんてないよ。」


斗季との約束、守りたい。


「だったら諦めないで。半年だから何だっていうの?逆に言えば半年も、あるんだよ。だからさ、・・・・・・・少しの希望持って行こうよ。・・・・・・・一緒に頑張ろうよ。」


私は斗季の胸の中で泣いた。


嬉しかった。


一緒に頑張ろうって言ってくれたのが。


やっぱり斗季じゃないとダメなんだ。


斗季が私に希望を与えてくれる。


私が夢を諦めたら、斗季が悲しむ。


なら、私は夢を追いかけなきゃいけないよね。


「斗季。・・・・・・諦めないから。半年、私の夢に付き合って、くれる?」


「当たり前。何当然の事言ってんの?」


そう言って斗季は目に涙を浮かべて笑ってくれた。