音を紡ぐ

私はそのままベッドの上に倒れてそのまま眠った。


朝が起きたら何か変わるかもしれないと思いながら・・・・・・






「有紗ちゃん、今日はお母さんとちょっと話してもらいたい。話し終わったら、呼んでほしい。」


なんだ、起きても現実は何も変わらない。


お母さんを見ると、目は腫れてるし髪もボサボサになっていた。


お母さんのことまで苦しめてしまったのかな?


「有紗?有紗も先生から聞いたのよね?病気、のこと。」


「うん。聞いたよ!びっくりしたよー!!」


私は馬鹿みたいに笑いながらお母さんに言った。


「そう。私は・・・・・・・・抗がん剤治療受けてもらいたい。」


「うん。お母さんならそう言うと思った。でも、治療の事はもう決めてるの。私、抗がん剤治療はしないよ。」


お母さんは驚いた顔をして、目からは涙が零れそうになっていた。


「どうして?助からないって思ってるの?そんなの分からないわよ!?3ヵ月も長生きできるのよ!もっと生きられる可能性だってあるじゃない!?」