温かい絆を教えて




目覚ましをかけない日曜日は、朝からのんびり出来そうでも、ミズトの腹時計に合わせて結局早く起きることになる。



「今日はどこか行くか?」



朝食を食べながらのショウタの言葉に、昨日はどこかに出掛けたかったのかもしれないと、気付いた。



「特に用事はないわ。どうしようか?」


「じゃあ、K公園に行ってみないか?
今日は晴れてるし、ミズトも楽しめるかもしれないだろ?」


K公園は山の方に作られた大きな公園で、ミズトにはまだ無理だがアスレチックや噴水広場やフラワー園がある。



「そうね、行こうか」


バタバタと出かける用意をした。