温かい絆を教えて


夕方、家で用意していると携帯がなった。

「もしもし?」

『マイカ?ミズトは?』

ショウタからだった。

「私は今、叔母と交代で家に帰ってるの。
病院に付き添うから、その用意をしてるわ」

『体調悪かったのか?』

「咳が出ていたけど、熱は今日の午前中から」

『そうか、大変だったな。
週末、病院に行くよ。課長も行くみたいだけど』

「分かったわ」

電話を切ってから、ちょっと安心してる自分がいた。

明日は金曜日。
明日もミズトはまだ寝てるのかな?

荷物を持って病院に向かった。