「後は二人の問題よ。しっかりしなさい。
ミズトにとっては親なのよ。
あなたたちは一生、親と言うパートナーなの。
お互いが人生のパートナーになれるか、見極めなさい」
「うん」
「はい」
人生のパートナーになれるのか……。
「さて、私は、風呂に入るわ。
セオ君は今日はどうするの?」
母が立ち上がりながら言った。
「課長と枕を並べるのは嫌なんだって」
笑いながら言うと、焦ったショウタがいた。
「おいっ……あ、いや、嫌ではないですよ?
でも親子水入らずで……」
「あははは、そうでしょうね。そうでしょうよね?
私は、明日帰るけど、もう一日いるの?」
二人で話始めたのを機に、お風呂を温めに行った。


