コーヒーを小さなテーブルに置く。
「マイカと築きたい。信頼関係も新しい家庭も」
ショウタの強い気持ちを感じる。
「私は、ここでミズトと暮らしたいの。
あなたと一緒にはなれない」
ショウタを否定することが、辛いと、分かっている。
「マイカ。俺のことはどう思ってる?
今の生活もミズトも抜いて考えてみてよ」
「……」
考えたくない…………。
「ミズトが一番大切だって思ってるのは分かるから、俺のことは?
好きだって思って産んだんだろ?」
「……」
私の気持ちを揺さぶらないでよ…………。
「だれか、付き合ってるヤツがいるのか?」
「いない」
「今は?今はもう好きじゃない?」
「……」
「初めて会ったミズトも、昨日寝顔見ただけでかわいいと思った。
もし、俺の子じゃなくても、お前の子ならかわいいと幸せになってほしいと思える。
だから、俺と付き合ってよ」
簡単に答えられない。
好きだから、簡単に恋愛できるの?


