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どうして急に花畑遊園地に行くことになったのか。


その理由を道中の車の中で聞く事はなかった。


理由はなんとなくわかっている。


あたしはイジメを告白したからだ。


車内での会話は専ら楽しい話題ばかりで、お父さんは冗談ばかりを連発して笑わせてくれる。


お母さんは助手席であたしの好きなＣＤを車内に流してくれている。


あたしはぼんやりと流れる景色を見つめていた。


遊園地に来るのは一体何年ぶりだろうか？


小学校の頃までは何度も来たことがあったけれど、中学校へ上がってからはめっきり来なくなっていた。


窓の外の景色は昔とは随分変わってきていて、都会になっている。


あの遊園地も変わってしまっただろうか。


そう思うと、少しだけ寂しい気持ちになった。