指輪をとって、ジャケットのポケットに入れていると 「唯歌さんのご家族ですか?」 男の人の声がした。 私のことよね? 立ち上がり、振り返りながら 「唯歌は私の………」 姉です、とは続けられなかった。 振り向いて、目を見張る。 「ど、うして……?」