「えぇ?優さんトップって?ほんとなの?」
知らなかったの?
お前も大変だなぁ。
いつかなんか言われるよ?
またそれぞれが今度は私に言ってくる。
―――はぁ~。見せられないや。
「じゃ、成績の話はタブーで、ね?」
と言うと、
「俺らは強制的に見せなきゃなんないの!」
高野君が切れ気味に言う。
「じゃ、頑張ってね!
私のことはスルーで、って、巻き込まないでよ絶対!」
「さあ、どーする?
一緒に地獄の勉強会、参加しよ?」
春菜が可愛く言ってくるけど、
「絶対やだ。溜まり場行ってからその話してよね。
ってか、その前に、私は、きっとセーフだよ?」
まじ?
私の目の奥をのぞき込むような3人の目。
心の声が聞こえてるよ~
とりあえずこの話は終了させよう。
「ほら、さっさと覚悟決めて行こうよ」
はぁ~、とため息つきながら、帰る用意して、教室を出た。


