奏でるものは~第2部~



「じゃ、歌織、頑張ってね」

とさっさと帰る春菜たち。


音楽専攻者はそれぞれの楽器のところへ移動する。
試験がない美術系、書道の人たちは、普通科の試験もまだあるのですぐに帰らされる。


とりあえず家に帰るよ


と春菜たちは、帰っていった。

実技試験の前に、それぞれの楽器を用意して、チューニングしたり、発声練習している。


試験がはじまると、各部屋に呼ばれて演奏する。

2番目のグループになっている私は、大型楽器で持ち運びできないグループに入っているので、音楽室の前でチューバやコントラバスの人と待っていた。