奏でるものは~第2部~



「おぅ」

黒のTシャツに迷彩柄のパンツの優さんがいた。

やっぱりかっこいいなぁ、と思いながら、

休み?

と聞くと

「俺らも試験中」

と笑いながらおでこをぐいっと押された。

それだけで、心が温かくなる。


「あ、そうでしたね~」

「うるせ、どーせ俺らの試験がいつかなんて、すっかり忘れてたんだろ?」

「あはは、高校生ってことからすっかり」


笑い合うだけで、嬉しくなる。
ちょっと触れた腕がソワソワする。
もっと触れたい…