「で?春菜」
なんか怖い声。
その声の正体は、龍くんだった。
「お勉強か?さ、やろうか?高野君ももちろん付き合うよね?」
「は~い」
さっきの威勢はどこへやら、小さくなってついていく春菜とイヤイヤ感満開の高野君がコンビニから出ていく。
「龍が勉強にスイッチ入るとスパルタなんだよなぁ
見てらんねえし、帰ろかな?」
と昌さん。
「歌織ちゃんは、大丈夫?お勉強?」
「まあ、なんとか」
と、功さんに応える。
「とりあえず、行こうか」
と、覇気のない昌さんを功さんが引っ張る。
「がんばれよ」
頭をポンポンとして、行くぞ、と背中を軽く押してくれる優さん。
じゃ、とみんなバイクに跨がりヘルメットをかぶり、エンジンをかけ始めるのをみて、私も自転車で家に向かった。


