奏でるものは~第2部~



ショッピングモールに来た。

若者向けの腕時計やアクセサリー、雑貨、日用品、文房具も揃っている。


自然と手を繋げる。
付き合って1ヶ月弱。

よく考えれば初めてのショッピングデート。


「特に買うもの決まってないんだけどね」

「ピアス」


ん?ピアス新しく買おうかな?

2人で自然とアクセサリーのコーナーへ行く。

こんなのは?

と優さんが指さしたのは、紫の石が埋めてある小さな金色のピアス。


「買ってやるよ、さっきのお礼」

「えー。いい、いい、出世してからでいいよ~」

「高くないし、大丈夫」

「いやいや、自分で買うよ」

4000円ほどの金額って高校生がもらっちゃだめよね?

優さんの筋肉質の腕を引っ張ろうとするが、お店の人のところに行ってしまう。

あーあ。買っちゃってるじゃん。

すると、手招きで呼ぶ。

行ってみると


「消毒しましたから、どーぞつけてみてください」


はぁ~、やることがソツないなあ。

今のピアスを外し、新しいピアスをつける。


似合ってる?


「ありがとうございます」

今までつけてたピアスも消毒してもらい、袋にいれてくれた店員さんにお礼を言う。

2人で歩き出した。