「大丈夫、キレイだから」
「もう、見ないでよ」
優さんのシャツをめくって脱がすと、ネックレスだけが残って色っぽい筋肉質の身体が目にはいる。
「ちょっ、カーテン…」
あぁ、と濃い紺色のカーテンを閉めると暗くなった。
それからのキスは、勢いが増したように激しくなり、ベッドに押し倒され、いつのまにかスカートも脱がされ、優さんの手が胸から下へ、唇が首から胸へ動くなか、熱い疼きと触れたい触れられたい思いが、溢れる。
「力抜いて」
と、キスをくれる。
痛みを忘れるように、キスを返すうちに、その痛みが無くなった時、ゆっくりと動き始める優さん。
痛みと、それ以上の感覚に優さんの背中にうでを回すが、指に力が入り、つかんでしまう。
動きを止めた優さんが、
「大丈夫だから、つかまって?」
「あ、うん、ごめ…ん」
何度も繰り返す、速度の違う優さんの律動に、言葉よりも声が漏れる。
何も考えられなくなり、大きく打ち付けられると、二人で脱力して抱き締められた。
息を切らせている間に、一旦身体を離した優さんが横に来て、優しく抱き締められる。
恥ずかしさと離れたくない気持ちに、素直に、抱き締め返して首に顔を埋めるうちに、重くなる瞼に抵抗出来なかった。


