奏でるものは~第2部~



私からしたキスなのに、すぐに主導権をとられる。

舌を絡めるのも、嬉しくて夢中になる。


キスのあと、「おいで」と手を引かれて立ち上がり、閉めてあったドアを開けると寝室があった。

薄い紫色のシーツがかかったベッドに座った優さんの隣に座ると、抱き締められる。

髪を撫でているうちに、結んでいた髪をほどかれる。
ベッドのヘッドボードに髪ゴムを置き、頬を撫でてキスをくれる。
キスをしながら、ブラウスを上げていく優さんがブラのホックをはずして、胸を触る。
きつく抱きつく私から、唇を離して、ブラウスのボタンをはずしていく。

ブラウスを脱がされ、インナーのキャミソールもブラも脱がされて、露になった上半身がかなり恥ずかしくて、顔を上げられない。