暫くして泊まる部屋に荷物を持って上がった。 「あ、やっぱり『旅館西田』よね?」 千奈美が部屋を見て言う。 「ほんとに」 美輝も笑いながら同意する。 「じゃあ、旅館らしく、お風呂あがったら、浴衣着る?」 「着ていいの?」 「やった!」 美輝も千奈美も喜んでいる。 お風呂は一人ずつ入ることにした。 風呂をあがった二人に浴衣を着付けていく。 友達と夏祭りに行った気分になる。 夕食も終える頃、出掛けていた両親も戻り、庭で花火をして部屋に戻った。