奏でるものは~第2部~




「えぇっ、なんでわたしが」

と小声で会話していると、黒のかなり大きめのパーカーに膝丈のジーンズに着替えた春菜が戻ってきて、

「龍くん!」

と声をかけた。
どうやら彼氏らしい龍くんの隣に行ったのでビックリした。


龍くんは、優しく


「春菜、この二人おいていったんだって?」


と春菜に声をかける。


「ヘヘ、だって歌織と帰りたかったんだもん」


―――うわぁ、わたし?私のせい?


その後にも赤メッシュの髪の人や黄色のツンツン頭の人も入ってきて


げ、と思ってると


「俺たち買い物して来ます」


と高野立花コンビは退散した。


あ、私も~。とばかりに、

「春菜、じゃ…「この子が歌織ちゃん、よ?」


と紹介されてしまった。
さらに、

「この人が龍くん、そしてリーダーの優(ユウ)さん、後は功(コウ)くん、昌(マサ)くん」


龍くんは甘い顔で優しそうな笑みをみせる銀メッシュの髪。


リーダーの優は、明るめの茶髪に大きいがすっきりした切れ長の目で高い鼻と引き締めた口が、綺麗な顔だが、無愛想で、無口な印象をうける。


赤メッシュの功は、細くはない一重の目で小鼻が目立たないスッキリした鼻、小さめの口で穏やかに笑みを浮かべている。


短い黄色い髪の毛をツンツンに立てた昌は、整えてある眉は少しイカツク見えるが、にかっと口を開けて笑うと丸い目の目尻が下がり、明るい雰囲気を持っている。


龍くんは親しげに、そっか、よろしくね、なんて言うし、ツンツン頭の昌さんは


「歌織ちゃんね。
へぇ、かわいいね。
春菜と同じクラス?
もしかしたら高野立花コンビも?」


「アハハ、そうですよ?」


と言うと、たのしそーと笑っている。

揃いも揃って男前の学校だな

と青蘭の着崩した制服をみて、頼斗が言ってた、青蘭のヤンチャ組ってこの人たちかな?

と思っていた。