瞑っている目にかかった髪を私がよける。 けれど、柔らかい君の髪はまた目の上に戻ってくる。 その感覚がくすぐったいのか、少し眉間にシワが寄った。 「ふふっ。かわいい。」 今日は、久しぶりの1日デートだった。 久しぶりすぎて、すごくはしゃいでしまった。 最後だから、めいっぱい楽しみたかった。