『続いて、568番対、953番。』 「568番って………ちょ!十和じゃん!?」 「…え?あ、ほんとだ。 じゃあ行ってくるね!」 相手は誰なんだろー。 弱い人でも強い人でもいい。 ___私は、勝たないといけないの。 「…よく緊張しないわね。まあがんばって!」 不思議そうな瞳で、私を見つめてくる千里ちやん。 それでも、がんばっての言葉に胸が弾む。 ごめんね。今は、まだ言えない。