普段の自分ならピンク色の方を選ぶところだけど、今日は将ちゃんとデート。
将ちゃんは覚えてないかも知れないけど、幼い頃私を「ヒマワリみたいだ。」って言ってくれたんだよね。

幼心に嬉しかったのを思い出して、私はヒマワリのワンピースに着替えるとゆっくりと試着室のカーテンを開けて、背を向けるようにして待っていた将ちゃんに声をかけた。


「///…しょ、将ちゃん。」

「ん?着替え終わった、…か……。
……。………。」

私が名前を呼ぶと、振り返った将ちゃんは…。
目を見開いて固まった。


「ど、どうかな///?……。
?…しょ、将ちゃん……///??」

「……。」

黙り込んでしまった将ちゃん。
私は彼の顔面で手を広げて振りながら、”やっぱりイマイチだったのかな?”と思い不安になる。