少しだけ。


「サクラさんだよね?」


「はい」


メイさんは、サクラさんを軽々と持ち上げ、

支えるように立ち上げた。


「お会計、済んだ?」


「まだです。今からしてきますね」


「よろしく。ここで待ってるよ」


声をかけても、

揺らしても、

サクラさんは結局起きず、

メイさんの家に一旦寄ることになった。


「ありがとうございました。

来てくれて助かりました」


「ううん。

てか、シンさん強いの?

サクラさんはあれだけ酔ってるのに」


「自分は飲まなかったんです。

サクラさんと2人で酔いつぶれたら

大変かと思って」


「確かにね。賢い」