「ところで山田夏葉?今日はご飯食べてくのか?」



「ケータもフルネームじゃん笑」



山田夏葉は母親がいない。



父親と二人暮らしだ。



家が近いので圭太の家でよくご飯を食べる。



「食べてってもいい?」



上目遣いで夏葉が言う。



「あーりょーかい。わかったから上目使いやめろって。」



「いーじゃん!」



「はいはい。んじゃ学校では話しかけんなよ。」



「わかってますよ〜だ‼︎」