「あっ、ケータじゃん。」



「おう、遅かったな」



「あーうん。ごめんごめん。」



(待っていてくれたんだ。)



「そのままうち来るんだろ?」



「うん!」



(やっぱり、伝えなくていいや!)



”いつものままのケータがいい”夏葉は心からそう思った。