「わかんない!」

そう叫ぶと夏樹さんは驚いていた。

「え…?」

私が叫ぶと思わなかったんだろう…

絶対に私の気持ちなんてわかるわけないんだ。


「夏樹さんに私の気持ちなんてわかるわけない!
私が何で優と一緒に居たかわかる!?
私は優に支えられた。だから、私も優を支えたかった…。」

毎日のように優に会いに行った。

何があっても笑顔で接した。

それが私が優にできることだったから。


夏樹さんは戸惑いながらも口を開いた。

「わかるよ。それくらい知ってた。
だけど、それで苦しむんだったら忘れた方がいい。」