「あ、夏樹さんですよね。お久しぶりです。」

その男性とはあったことがあった。

なぜなら、昔からの知り合い。

そして、彼が呼んでいる『麻琴』というのは…


私の本名…森川麻琴のこと。


そして、彼は病院で一緒に仕事している佐野光樹さんのお兄さん。

何回か病院であったことがあった。

そして、夏樹さんと光樹さんにはもう一人兄弟がいる。

「ねぇ、麻琴ちゃん。
もし、あいつのこと気にしてるなら気にしないで。」