*Only Princess*





放課後、5時になり文化祭準備は終了。


美紗と昇降口まで一緒に行くと、また彼らと会ってしまった。


その中にはてったもいた。


なんか……改めて見ると、馴染んでるよね。


美紗は気になったみたいであたしたちを交互に見たけど。



「じゃあ、私はお邪魔みたいだから行くね〜」


「え、美紗?」



ちょちょちょ。

全然お邪魔じゃない。


むしろいてほしいんですけど、美紗さん!


あたしの心の叫びは虚しいことに美紗には届かず、爽快に手を振り帰っていった。


昇降口に残されるあたしと白鷹。


あたしは目を泳がせながらも無視しようと努めた。


でも彼らはそれを許してくれなかった。



「なぁなぁ。菜生も一緒に帰ろーぜ」


「……イヤ」


「えーいいじゃん、別に」



口を尖らせる真幸くん。