*Only Princess*





「……勝手なことしてごめんなさい。頼らなくてごめんなさい。あたし、みんなを守るためって言い聞かせながら、みんなのこと傷つけてたよね……本当にごめんなさい」



自己満だったんだね、きっと。


それに気づかせてくれたのはみんなだよ。



「でも離れてみて、強く思った。白鷹の傍にいたいって、白鷹の姫じゃなきゃ嫌だって。だからっ……」



ひと息置いて、次の言葉を言う。

……はずだったのに、上手く出てきてくれない。


そのとき、みんなの優しげな安心させるような笑顔が見えた。


その表情は”頑張れ”と言っているようで……

不安が吹き飛んだ。


大きく息を吸って、この前の返事を紡ぐ。



「だから……みんなのだけの姫でいさせてくださいっ! みんなの傍にいたいです‼」



ぎゅっと瞑った目が開けない。


みんながなんて言うか、少しだけどやっぱり怖くて。


少しの間の沈黙。


あたしのほうが待てなくてゆっくり目を開いたとき。



「バカ菜生っ‼」


「ひぃぃ!」



みんなの声を聞いて、またぎゅっと目を瞑る。


やっぱり怒られる!

許してもらえない……?


またもや不安が襲ってきたとき、ふわっと誰かに包まれた。


……てっただった。