*Only Princess*





連れてこられたのは、広大な庭園だった。


そこに、だいたいの白鷹と蛇王のメンバーがいた。


美紗やてったの姿も見つけた。


すでに外は真っ暗。


上を見上げれば満天の星空が広がっていて、耳をすませば虫の音が聞こえてくる。


あたしたちの地元には、現れないもの。



「こんなに集まって……どうしたの?」



あたしを連れてきた真幸に尋ねた。



「花火! しよーぜ!」


「え、花火? したいしたい!」



はい、と差し出された大量の花火をわーい!と受け取った。



……あれ、そういえば。

2つの見慣れた姿が見当たらない。



「ねえ真幸。琉依と航平は?」


「ん? あー、琉依がどっか行っちゃってさ、航平が探しに行ってんだよ。そーいや遅いな」


「そうなんだ……」



大丈夫かな?

ていうか、珍しい。


琉依が見つからないくらいどっかに行くなんて、そんなのないよ。