*Only Princess*





あたしから本心を聞き出した美紗は、満足げにふふっと笑った。



「やっぱりねっ。いつ気づくんだろうなーって思ってたよ」


「……美紗には、お見通しなんだね」


「当たり前でしょっ。何年菜生の親友やってると思ってるの!」


「美紗ぁ〜!」



嬉しい!……けど、恥ずかしい。

もう〜なんか暑くなってきた!


お湯と、そして話題のせい。


あたしはパタパタと顔をあおいだ。



「ま、頑張ってよね! 応援してるんだからっ」


「うんっ。ありがと」



てったの彼氏になることや、両思いになること。


そういうことにあたしはこだわっていない。


そりゃあ、できることはなりたいよ?

昔からの想いだし。


でも、あたしは傍にいれるならそれだけで十分。


そして実際、傍にいられてる。


……だけどそれっていつまで続く?


もしてったに好きな人ができたら?

彼女ができたら?


そうなったら傍にいられないよね。


そう考えると、胸がきゅーって締めつけられる。


あたし、本当に恋してるんだなぁ。