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「それじゃ、乾杯!」


「「カンパ〜イ!!」」



合わさる声

コツン、と鳴るガラスコップ


後日、あたしたち白鷹は約束通り、打ち上げに来ていた。


ビュッフェの個室で、グダグダと勝利を噛み締めて楽しんでいた。


みんなが笑顔だったから、自然とあたしの口角も上がる。


それに、お肉も魚もスイーツも……

すっごく美味しい!


近くにいたあっくんの肩を叩く。



「ねえねえ、こんな高そうなお店、来て大丈夫だったのかな?」


「なっちゃん知らないの? 琉依さんの家、お金持ちなんだよ。だからみんなで食べに行くときとか、よく奢ってくれるの」


「琉依……いったい何者」



もともと何を考えているのかわからないのに、謎が増えた。


みんなの知らないとこ、まだまだいっぱいあるんだろうな。