時々、本当に時々。 私は悲しい夢を見る。 “ 私 ”がどこらに閉じ込められて ひたすら恐怖から耐える夢 大きくて真っ黒な何かに 何度も何度も痛めつけられる夢 そういう夢を見たとき、 私は大抵涙を流して朝を迎える。 怖かったからとか、 そういう涙ではなくて ただただ、必然だと誰かに言われているかのように流れている。 理由は自分でもわからない。