ケータイ小説 野いちご

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野いちご10周年記念コンピレーションアルバム『ずっとずっと、大好きな君のそばで。』

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野いちご学園の新着投稿

    • あなたの憧れEPコン
    • 放課後
    • 廊下

    数センチ高い目線に合わせようと一生懸命つま先を伸ばすのに、いじわるく目を細めた彼はいっさい屈むこともせず見下ろしてくる。

    これではまるで、わたしがねだっているような構図になってしまう。

    気に食わない。


    「もういい、帰る」


    寮の消灯時間が迫っている。

    わかっているくせに離してくれない。わたしも、わかっているくせに突き放せない。



    「もういい、じゃねぇだろ」


    ひどいよ、と思う。
    与えてくれないのに、欲しがるから。


    「(わたしだけを、欲しがってよ)」


    そんなことを言ってしまえば、この関係はもう終わり。
    麻薬みたいなキス。他のこと、何も考えられなくなる。



    「後戻りできなくなればいいのに。オレ以外、無理だって」


    背を向けた彼が低い声でなにかを呟いたけれど、聞きとれない。校舎の闇に白いシャツが消えていく。

    ────いつか

    君の愛に溺れてみたいな。

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    • あなたの憧れEPコン
    • 放課後
    • 教室

    今日は花火大会で、外はなんだか騒がしい。
    私も今年こそは友達と浴衣着て行こうって話してたのに…

    「ほら、集中しろって」

    補習である。

    しかも、ふたりきり。
    よりにもよって、幼なじみの燐と一緒に、だ。
    格好いい先輩とか先生とかなら良かったのに!

    「悪かったな!顔見知りの俺で!」

    「まだ何も言ってないじゃん!」

    「どうせイケメンが良かったとか思ってんだろーが」

    「…」

    「黙るなよ!なんか悲しいわ!」

    すっかり日も暮れてきてしまった。
    花火見たかったなぁ…

    「確かこっからでも花火見えるよな。一緒に見ねぇ?」

    「うん」

    まさか教室から見ることになるなんてなぁ…

    ドンという音が花火の始まりを告げると、次々と夜空に花が咲いては散った。

    「あのさ、好きだ。ずっと前から」

    「え?」

    「俺と付き合ってください」


    夜空を見上げる彼の横顔は、色鮮やかな花火のせいか赤かった。

    開く閉じる

    • あなたの憧れEPコン
    • 放課後
    • 生徒会室

    「潤君!一緒に生徒会行こ」
    「し、白石さん!?」

    この人は白石瑠璃さん。僕の…僕の好きな人です…。

    「そういえばさ、なんで同級生なのに敬語使うの?もう入学してから半年もたってるのに」
    「そ、それは…もう敬語で話すのが慣れてしまったので…。すいません」
    「謝らなくて良いよ笑そっかぁ〜でも徐々に敬語外して話してね!」

    「お疲れ様でーす!ってあれ?伊織しか来てないの?てかさ伊織聞いてよ〜」

    あー、始まっちゃった…。まぁ伊織と白石さんは幼馴染だからしょうがないだろうけど…。ちょっと話しすぎやしないか?

    プルル

    「はい、伊織です。はい分かりました、失礼します。俺ちょっと先生に呼ばれたから行ってくるわ」
    「ほーい、行ってらっしゃい」

    ガチャ

    「潤君、メガネ落ちたよ?はいって……」
    「ねぇ、瑠璃。どうして伊織ばっかり構うんだよ?お、俺もか、構って欲しいよ…。好きだよ、瑠璃…んっ」

    開く閉じる

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感想ノート

あの日の桜はⅢ【大幅修正中】 (桃瀬ハル/著)

  • とっても面白いです!😻
    更新されるのが楽しみです!
    がんばってください🧚‍♀️

    kyo272   2019/08/02 03:51

  • すいません
    感想を読み返していたらハル『さん』が付いていなかったですね
    偉そうに呼び捨てになってしまっていて申し訳ないです。。。

    アオウミ   2019/07/13 08:23

  • とっても面白いです!
    自分のペースで頑張ってください!
    応援してます📣

    いまりさ   2019/07/12 19:08

  • 更新するの待ってました!
    よかったです。もう更新しないかと思ってました!!!!!!
    これからも頑張ってください!
    待ってます!

    気まぐれな黒猫   2019/05/22 22:49

  • 催促するようで申し訳ないのですがこのお話大好きで何回も読み返しては続きを楽しみにしております☺︎

    どれだけでも待っていますのでゆっくりとハルのペースで更新をされるのを楽しみに待っていますね!!

    アオウミ   2019/05/08 16:50