もう、全部全部嫌だ。 うまくいかない。 私は唇を噛み、うつむいた。 家に着いた時はまだ薄雲りだった空も時間がたってしまった今はどんよりとした、 暗いそれが広がっていた。 今にも振り出しそうな空に余計心が重くなる。 私は目を閉じ、ゆっくりと息を吐きだした。 こうでもしていないと自分を保っていられない。