現に、それを見た俺は疑わしく思っているわけだが。


「大丈夫か、あいつ」

 
 陸が心配そうに手元のアルバムを閉じた。

 
 彼女の言葉を信じている様子の陸と龍だが、それ以外のメンツはそれぞれ思うことがあるようで難しそうに眉を寄せている。


 あれは、確実に彼女が初めて見せた彼女の”核心”に触れるものだった。

 
 それも、一番わかりやすいもの。


 俺は、ソファから立ち上がり陸が閉じたアルバムを取り上げた。


「おい、何すんだよ」