あの日の桜はⅢ【大幅修正中】


「!?」


私は急いで目元をぬぐって息を整えた。



顔を上げてみれば、そこには葵の驚いた顔をあった。



やっぱりこんな雨の日でもその端正な表情は変わらなくって。




なんて言われるかが怖かった。