話は戻り。


もう1人の天敵、親父について話をしておこう。



俺の親父はもんっっのすごいエリートなサラリーマンらしい。



30代にして年収は四ケタ万円。


それが多いか少ないかは分からないが、


地方都市に一軒家をどかーんと建てられるくらいお金はある。



(ちなみに、俺の家――柳井家は、父・母・俺+父方の祖母で構成されているが、

親父という織田信長的絶対君主がいるおかげか、母さんとばーちゃんの仲は良い。)



親父は忙しくて毎日朝早くに出かけ、夜中に帰ってくるため、


ひんぱんに顔を合わせることなくすんでいる。