「あ、はい……」
「ごめんねー。さっきから仕事お願いしっぱなしだったよね」
「いえ。大丈夫っす」
「良一くんもやるじゃん。彼女いないとか言っておきながらさー、可愛い知り合いいるんじゃん」
エナさんは肘で俺のわき腹を突っついてくる。
「え。あ、いえ……」
突然のボディタッチに動揺してしまう俺。
アリサはむっとした表情でエナさんを見つめていた。
エナさんもまた、アリサをぎろりとにらんだように見えた。
無言のまま2人は目を合わせている。
ちょっと待て。
そのにらみ合う視線は完全に電気を帯びている!
何だよこのバチバチ感。頼むから俺のために争わないでくれよ!

