ガタン!

何かが落ちてきた。
落ちてきたものは、ダンボール箱だった。

『………?』

今日の夢はいつもと違う。
いつもは胸が痛む様な事しか起こらないのに。

開けないことにはこの夢は終わらなさそう。
『はー』
開けるしかないか……

開けると何も入っていなかった。

何も無い事に驚く。
動物の死体でも入ってるのかと思った…

我ながら残酷な想像だと思う。
でも、いつもの夢ならこれくらいやりそうな気がする。

ポタ…
あぁ、夢が終わる。

ポタ…ポタポタ
段々雨が強くなる。


白い。美しい。私の世界が
赤で埋まっていく…