「お前やっぱ嘘ついてる。さっきだって部屋出た瞬間、泣いてただろ。…俺のこと想って、別れるとか言っただろ?もう、素直になれよ」
やっぱり、私はあなたにかなわないな。
「…っ…ごめ、なさい…。ほんとは、ほんとはね……尋と別れたくない、大好きなの…、でも、でもね。尋、無理してた。疲れてるのに、いつも私を優先してくれた。だから……、私がいなくなれば、尋は楽になると思った……っ!」
突然、口を塞がれた。
強引だけど、優しいキス。
「…ばーか。俺は、その疲れを琳架で癒してたの。琳架が居なくなったら、俺もう死んじゃう」
目を見開くと、優しく微笑む尋が、そこにはいた。


