慌てて否定すると彼女は頬を上気させて机を飛び込え、わたしの背中を抱き締めた。 「あぁー!もう!本当に可愛いー!!」 「あはは。もー、どうしたの?綾香ちゃん」 「ほんと美鈴可愛い!別に女の子が恋愛対象じゃないけど、美鈴ならいけるわ…」 後ろに座っている綾香ちゃんから抱きつかれているため、少々無茶な体制になっている。 わたし達の声の大きさに周りが反応し、注目を浴びていくのが分かった。