名残惜しそうに離れていく颯ちゃんはわたしを軽く抱き締めて、小さな声でポツリポツリと話し出した。 「聞いて美鈴」 「…うん」 「美鈴のその長い髪も、透き通った肌も、潤った唇も、大きい瞳も、柔らかな身体も、小さな爪も、身体の先から先まで、ぜーんぶ僕の美鈴だからね。もちろん美鈴の心も」 「………」 「だから僕から離れないでね。美鈴が僕のそばから居なくなったりなんてしたら、しつこく探して見つけ出して、死ぬまで監禁しちゃうかも。 ……いい美鈴?」 「……っ、はいぃ」