死神執事と、トラブルメーカーな私の話

主に声を上げていたのは姫華とその周りにいた女子たちだが、それでもそんなに大きな声を出していたようには聞こえなかった。・・・と思う。


「響いてたぜ。女子の声が、結構な。
・・・・・・まあ、俺が近くにいたのと、耳が良いせいもあるかもしれないけど」


「ああ・・・そうだったわね」


ハロスは死神だ。人間なんかより余程頭が良い。
もう当たり前となっていたはずなのに、そのことが今頭の中で整理できていなかった。

足の痛みが、思考の邪魔をする。

痛みが余裕をなくしていく。

そんな自分を見られたくなくて、哨はきつく唇を噛み締め足に力を入れた。