死神執事と、トラブルメーカーな私の話

「ーーえぇ」


反射で答えた哨に笑みで返し、哨の片手をとってハロスが歩き始める。


「ちょっとーー待ちなさいよ!」


姫華の取り巻きの一人が呼び止めようと声を上げたが、ハロスは止まる素振りも見せずに視線だけそちらへやって答える。


「すみませんが、主人のお身体が最優先なので」


そのまま周囲に構うことなく体育館から廊下へ出る。

後には、あっけにとられているパーティーの出場者が残されてるだけだった。