死神執事と、トラブルメーカーな私の話

「足、傷ひらいたんだろ」


「ーーえ?」


突如聞こえた背後からの声に、哨は驚いて振り向いた。


「だからパーティーなんて行くなって言ったんだよ。どうせ面倒臭いことになるんだから」


体育館の大勢の人が注目している中、ハロスはいつも通り淡々と喋る。

いつの間に来たのかわからないが、おそらく人の騒ぎを聞きつけてきたのだろう。


「さ、帰りましょうか」


どこか勝ち誇った笑みを浮かべ、ハロスは低い声で囁いた。



「ーー帰るよな?」