死神執事と、トラブルメーカーな私の話

流れる噂を信じる者は多い。

内容にもよるが、それでも大抵の噂はほとんどの人の記憶に残り、無意識に真実としてその口からまた流れる。

大多数の人間は、信じてしまうのだ。


たとえそれが、嘘でも真でも。


「ーーでも、哨さんって、思ってたより普通なんだね。結構怖い目してたから、最初はどんな人かと思ったよ」


「そうね、よく目つきが悪いって言われるわ。私にとっては普通なんだけど」


普通に見ているつもりが、「睨んでいる」と思われる。

哨にとっては日常茶飯事だ。