死神執事と、トラブルメーカーな私の話

「・・・こんばんわ。

伊勢月さん、でよかったかしら?」


「へえ、僕のこと知ってるんだ。嬉しいな」


そう言って爽やかな笑みを浮かべるのは、哨と同じ学年の男子だ。

精悍な顔つきに柔らかな物腰と、秀才な成績とスポーツ万能な身体。

優しげな雰囲気は女子に人気らしく、学校の中でも有名らしい。


「クラスメイトが噂していたわ。とても人気な男子生徒が私たちの学年にいるって」


「なんだか照れるな、僕なんかが人気なんて」