死神執事と、トラブルメーカーな私の話

過去のことならまだいい。

けど現在もそうだというなら、哨から直接聞く余裕などない。

もたもたしているうちにも、哨に被害は降りかかっているのだ。


ならば一刻も早く話を聞いて対処しなければならない。


「それじゃあ、知っていることを簡潔に言うけど」


気づけば周囲にいた執事たちは二人から離れ、各々の訓練に取り掛かっていた。


気を利かせたのか、偶然か。



「あんたの主人の母親は、夜な夜な教育と称して、てめーの娘に暴力を振るっているらしいよ」