死神執事と、トラブルメーカーな私の話

少し歩いて、ハロスは振り返った。

哨が椅子に座り、踊りを眺めていた。足を気遣うそぶりはない。本当に痛くないか、もしくはそこまでの痛みじゃないかだ。

ーー全く。

哨は自分に関しての嘘がうまい。

他のことに関してならときに笑えるほどわかりやすい時があるのに、己のことについては容易く見抜けない。

だから昨日怪我した足のことに関しても、哨の口から出た言葉はまるっきりは信用しないようにしている。


ーーややこしい女だな